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stollen シュトレン

ドイツのクリスマスの典型的なお菓子です。
ドイツではクリスマスにはケーキではなくシュトレンを食べるそうですね。

シュトレンはラム酒やブランディーに漬け込んだドライフ ルーツを入れて焼き上げたお菓子です。
美味しいですね。


子供の頃、記憶の中で一番幸せを感じていたのはいつだったのか?

シュトレンをたべていたら突然記憶がよみがえってきました。

実はクリスマスなんです。

子供の頃に親が買ってくれたバカでかいラジオがありました。
そのラジオは短波放送が聴けました。

クリスマスシーズンになると、一日中短波放送から流れる英語放送のクリスマス特集の歌を聴いていました。

まだ見ぬ海の向こうのアメリカから聴こえる華やかな音楽。
ディズニーランドやインターネットがない時代です。
その高揚感は特別なものでした。
その頃の子どもは、今みたいにゲームも何もない時代です。
色んな夢や想像にワクワクしていたでしょう。

夜になると大好きなクリスマスケーキを食べるときに部屋を真っ暗にしてケーキに立てたローソクを消すワクワク感、まるでお伽話の世界。
誕生日のお祝い事はさほど嬉しくもない私でしたが、クリスマスになると心が満たされる気分になるんです。
まるで絵本の中の主人公みたい。

街並みのイルミネーションや寒い大気、ある時にはクリスマスイブに大雪が降って大興奮したことも覚えています。
そして、留守がちだった両親の代わりに祖母からもらうクリスマスプレゼント。
女の子が喜びそうなアクセサリーや鏡をもらいました。

クリスマスのワクワク感は、祖父母が亡くなり大人になってからもずっと続きました。

20代の時にロンドンでクリスマスを初めて体験したときは毎日ロンドンの街に繰り出しては本場のイルミネーションに酔いしれていました。
よく外国のホームドラマにあるような家の曇った窓越しに見える家族の風景やクリスマスツリーをみて、ドキドキしたものです。
そして、本当はクリスマスには愛する大事な人と静かに過ごすものだということも知りました。


今は前みたいなワクワク感がなくなりましたが、自分を楽しませたくて、このシーズンはケーキやお菓子に目がいったり、何か華やかな物を買ったりする習性も抜けませんね。(*^^*)

今年の12月23日は偶然にもスピリチュアルセッションを開催しますので、素敵な一日にしたいと思います。

きっと天使達がクリスマスのメロディにあわせてたくさんの愛をプレゼントしてくれますね。