IMG_0960



























昨日は、用事で仙台駅まで行くついでに、時間があったので、
芥川賞を受賞した「コンビニ人間」とういう本を購入した。

人気がある本はあまり読むことないけど、芥川賞を受賞したこの本を
読んでみたくなった。
そういえば、芥川賞といえば、又吉直樹が割と気になるタイプだったので、
「火花」が出た時にはすぐ読んでみた。

でも、生理的に合わなくてスムーズに読めなかった。
決して悪い作品だとか思わない。
ただ、内容が芸人の生き様なので、さほど興味がわいてこない。

きっと芸人に対してシンパシーを感じないからだ。
独特な世界観に生きている芸人たち。
お笑いは日本の大衆文化だと思うけど、質がいいか?と考えると
ゲスな話題ばかりだよね、と思っちゃう。
それに、テレビを見ると、芸人ばっかり出ていて、
そのワンパターンな芸風に飽きたのかも。
かなり昔はダウンタウンなど好きだったが、老いていく芸人はくどさを感じる。
そのくどさも芸のうち?

芸人は綺麗でいてほしいと思う。
キラキラ輝いているのがいい。
綺麗なオーラが見たい。
淀んだオーラなど見たくない。

きっと、大金を手にして、人気があって、周りがヨイショしてくれたら  
人は綺麗ではいられなくなるんだ。 
綺麗とは、見かけの良し悪しではなくて、汚れない純粋の魂みたいなもの。
汚れるって自分でも意味わからないが。
人気があってもオーラが綺麗とは限らないのだ。
くすんだ、どす黒いオーラは、カッコいいファッションを身にまとっても、
映えないものだ。


話はそれてしまったけど、「コンビニ人間」は、読みながらイライラが
止まらなかった。
主人公の異常ぶりは仕方ないと思う。
発達障害かな?と思ったけど、仕事をこなす能力が優れているので
それには当てはまらない。
きっと、脳の働きの問題だから感情も薄く、
他人の気持ちがわからない。

あー、いるんだよね。確かに、普通にいる。
暴力的な言葉を吐いて、人を攻撃しないと気が済まない人。
アンガーマネージメント(怒りをコントロールしたり管理する)ができていない
瞬間湯沸し器タイプが。
生まれつきなんだと思う。
だから、どうにもできない。
きっと、本人は気がついていない。

誰も主人公の彼女を責められない。
たとえ、社会の中で人間が決めたルールから外れていても、犯罪でなければ
それは自由に生きていいと思う。
生きて行く権利はあるんだから。
結婚しなくても、就職しなくても。
100人いたら数人は少数派と言われる生き方もある。


私は長い間、"そちら派"と接してきた。
凄まじい苦痛を浴びせられることもあった。
理解できなかったからだ。
私はこの主人公に嫌悪感を感じる。
それでも、そういう人間を理解したくて読んでみた。
好き嫌いだけでは人間の本質はわからないからだ。

たくさんの人がこの本を気持ち悪さや居心地の悪さを感じながら
読んでいる。
問題意識をぶつけてくる。
脳が歪むような不快感さが芥川賞の狙い?
主人公の異様さに吐き気を感じながら本を読んでいる。
そういう私も反応してる時点で、やばいのか。

しかし、賞を貰った本を読むと、不快感が付きまとうことが多い。
内容は面白い。
印象が強い。
でも、気持ち悪さが残る、理不尽な感覚。
それこそが小説としての勲章かも。

私が書くブログも正論で気持ちがいい文章を書いていない。
癖がある。
文章を書く時に、癖がないとつまらない。
自分の癖が人によっては、共感だったり 
不快感だったり、どんな内容でもそれはこちらの自由だ。
嫌なら読まなければいい。

コンビニ人間、面白いけど不快感だらけ。

おすすめしたいけど、普段本を読まない人は、きっとつまらないだろうね。
試しに読んでみれば?
歪んでいると自覚している貴方こそおすすめです。
きっと一つぐらいはメッセージを受け取るはず。
得るものはある。
この日本という社会に住んでいて、何も感じないなら 
もう明日からコンビニ行くのはやめたほうがいい。

あらすじは書きません。