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 太陽がそこにあると時の流れを感じる。

本当は時の流れなんて存在していなくて、いつも感じるその瞬間の連続にすぎないのではないか?と
考えることもある。

話は飛びます。

🚅      

東京に行くときはホテルに宿泊する。
以前は新宿近辺に用事が多かったので、西新宿のホテルローズガーデンの常連だった。
女性向きで西新宿駅がすぐ近く店も多くてて大変楽だった。
ビュッフェで朝食を取り、一日のスケジュールを確認する。
都会のホテルは贅沢な空間だ。
今は、品川か大井町に拠点を移した。
目的・ライフスタイルが変わるごとにホテルを変えることにしている。

時々、そんな西新宿界隈の記憶がフラッシュバックのようによみがえる。
カメラでパシャパシャと撮影しているみたいに。
何か衝撃を受けたわけではないけど、私の脳が過去の記憶している映像をみせてくる。
懐かしい、楽しかった、そんな感情が引き金なのか。
それは、駒送りのような映像で、確かに各々の場面がこれまで辿ってきた
過去の出来事だと認識できる。

そんな風に、いつの時代の場面もフラッシュバックのようによみがえり、
それを時の流れと呼ぶなら、そうなのか?と理解する。


でも、過去から現在に流れるってどういうことだろう。
「過去のあのとき」という場面は本当に今に続いているのだろうか?
いや、続いているから今があると言えるのか。
そんな風にこじつけたのか。
私の脳は連続的なものを感じなくて、それぞれがその瞬間の場面にすぎない気がするんだ。
パラパラ漫画みたい。
だから、ピンポイントでその画像や映像を観るために過去へ行くのかな。
あの時のあそこに行けば見れますよ。
ガイドの誘導によるもの。
うーん、納得。
チャネリングしてアカシックレコード(宇宙に存在する記憶の貯蔵庫)と
繋がって過去の情報を見る。



例えば。
物凄く愛していた人がいるとする。
数年経ち、愛がさめたとする。 
あのときの愛はどうして変化したんだろう?
それは、感情の問題だろうか。
あの愛した瞬間と冷めたこの瞬間は、元々繋がっている感じがしないんだ。
記憶している場面に感情を添付しているみたいで。
愛したあの人、愛が冷めてきたあの人、何故嫌いになるんだろうね。
その時は貴方を愛した、でも今は冷めた。
それこそ、人間はその瞬間にだけ反応してるだけで、その継続は
自由意志によるもので貴方を選ばなければ愛は消えていくのか。
だから、人を愛するときは集中しないと無理かもしれない。


愛を持続するには努力が必要だ。
その瞬間を続ける勇気と努力が。
その作業をやめたら愛は冷める。
それは、愛というのは宇宙のエネルギーだから。
エネルギーを呼び出すには脳にエネルギーをダウンロードしなくてはならない気がするんだ。
ましてや、嫌いになりかけた人をまた好きになるにはかなりの努力が必要だ。
私たちはそんなことを子どもの頃からやってると思いませんか?
なんだかブログに書くには壮大な話になりつつあるので、愛の話はやめます。

話は愛になってしまったので戻ります。


時の流れであれば、当然過去がある。
過去の先に今があり、その先に未来がある。
過去に何かがあったから現在に影響を受けて、不満や悩みの原因を
過去のせいにするのは違うと思うんだ。
過去は過去。
過去だけを切り出して冷静にみてみると、今の感情と切り離されていることがわかる。


これは前世をみる私が過去を否定しているわけでない。
因果応報の捉え方が一般論とは違うから。
だから、先祖が何かしたとか、過去に何かあったからとこだわる必要もなくて、
その瞬間に起きた事は否定しないが、今は今なんだという意識が未来にむかっていると思う。

時空の流れを考えるとき、あの時の自分、今の自分、すべて自分に関わってるけど、
今のこの瞬間が目的にむかっていくと考えると、人生のしがらみが抜けてくるはず。
私のカウンセリングは、それが中心になっている。

幸せになりたいなら、OK!
大丈夫だよ、貴方はその目的に向かっていけるからさ。
過去は貴方を苦しめない、本当はね。


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アドラーの目的論は興味深い。
人は過去のトラウマによって人生を生きてるのではなく、過去から自由なんだと。
因縁に左右されるわけでなく、未来は自分の意思で決定できると。


フロイトは原因論。
トラウマの存在が人生に影響をあたえていると。
フロイトだけでなく、他の心理学でも家族の影響、子供の時の自分、
宗教も人類が行ったことに対する影響とか。
疲れちゃいます。


過去に何かがあって、それが今の自分に影響をあたえているー、そう
思い込みすぎて怒りで壊れてる人ばかりいる。

ただ、因果応報を意識してきた人が、選んだ人生の道が今に至ったということなんだろうなあと。


前世、あの数千年前のあなたが私にした仕打ちを、私は気にしないし、もうあなたには今後関わりもしません!
と選択すれば、その数千年前の出来事は私には関係なくなるはず。
切り離せる。


実は私はそんなふうに生きてきたと思う。
もし、すべてトラウマや過去のせいにしてきたら、今の自分が嫌いになるだろう。
まあ、時々そんな状態になりトラウマという名の亡霊をつくりだしているわ。
トラウマに意味を持たせるとなかなか先には進めないんだよね。
だから、原因結果の宗教は苦しくなる。


アドラー心理学は、日本人には意識変化をもたらす役目があるかもしれない。


もうしばらく模索してみます。