夕日が公園を染める。
もしあなたが天界からメッセージを頂いたとする。
そのメッセージで、世界中の聖地を平和祈願のために
回りなさいと言われたら、その通りにできるだろうか?
費用を稼ぎ、どんな過酷な環境にいても献身と無欲のギリギリの状態で、
死を覚悟してまで実行できるか?
それを本当に実践したある日本人男性の話を聞いたことがある。
彼を支えた家族も凄いと思うが、体がボロボロになるまで平和のために
働かれていたその人生を、私は羨ましいとさえ感じた。
この世に生まれてきて、メッセージを信じて実行できる純粋さを
美しいと思う。
凡人こそ、超越したものを求める。
彼に関する書物は三冊ぐらい?しか出版されていなくて、
本人が書かれたわけでなく、お弟子さんが書いたものだ。
お弟子さんは、巫女さんの役割をしている。
その身にメッセージを受けるという重要な存在であり、
ある意味一番近くにいた証人でもある。
その本で覚えているのは、戦争を阻止するために北極の冷たい海に身を投じて、
世界へ祈りを捧げ、イエスとのチャネリングで真実を証し、
日本の神社を清めに日本中の神社を回られたこと。
人々の貪欲さで神社は汚され、神はそれを嘆かれているという言葉を読んだ時に、
こんな私でさえ声を上げて泣いた。
自分たちの貪瞋痴を嫌という程教えられた。
欲まみれの私たちは、神を利用しようとしているからだ。
そして、本には書かれていない事だが、仙台へ何度も足を運び
震災の被害を最小限に抑えるために尽力された事。
その事を聞いたときに、男性は神さまの化身なのか?
と感じた。
お会いしたこともないけど、ずっと心の中に刻まれている。
ご存命かどうか知らないけれど、そういう方がこの世にいらっしゃるという事。
そのことを信じられるかどうか?
あなたの魂は反応しているか?
していないか?
よく、人のために、人を良くしたいために、と言いながら仕事を
している話を耳にする。
正直、私には他人のためじゃなくて自分のために、自分を癒すために
仕事をしている、助けてほしい!という悲鳴に近い声が聞こえる。
「自行化他」ジギョウケタ。
「自行」とは自身が仏道を成就(じょうじゅ)するための修行をいい、「化他」とは他者(たしゃ)を教化(きょうけ)することをいいます。
自分を癒さなければ他人を癒せない。
自分をないがしろにしている人間に癒されたいとは思わない。
先の日本男性は、その境地に達したからできたのだと思う。
だから私はいつも人のどう思われるかのではなく、自分が本当にそうしたいのかを
考えるようにしている。
自分を愛せない人に人を救うなんて、まだ早いと。
まずはあなたが癒されてほしい。
チャネリングは、それを体験するプロセスだ。
自分と繋がって、初めて外が見えてくる。
メッセージを受け止めたいと思うなら、己を愛する事から始めてと思う。
来年から、もっと精神面に光をあてるセミナーを
開催したいと考えている。
スピリチュアルのスキルは、もう飽きた。