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数十年前だったかな?
忘れてしまったけど、ある公務関係の職員の試験を受けたことがありました。
試験対策もせずに受験したので、案の定落ちました。
そこは、学校をやめた教員が次の住処を求めてきたり、公務に慣れた人が来るので、私みたいな民間で働いてきた者には、馴染まない場所だったかもしれません。
でも、そのあとに、公務の仕事を選んでいたのは
仕事自体が好きなんだと気がつきました。
で、その受験のときの話。
会場に移動するときに、ぞろぞろ軍隊みたいに歩かされたんです。
確かどこかの中学校を借りて行ったんです。
別に時間と場所を言ってくれたら直接入るのに、
面倒なことをするものだ、と思いました。
そのときに、やっぱり奇妙な行動をとってしまうのが私の特徴なんですよね。
ぞろぞろ歩くのが嫌で、突然、私だけ二階へ上がろうと階段を登ろうとしたんです。
まあ、おかしな行動ですよ。
だけど、今考えると私の頭のなかでは、それなりの
理由があったんでしょうね。
発達というか、アスペというか。
こんな人、たまにいます。
たぶん、アーティストとか、自由奔放な発想を持つ人間は、
時に集団から離れていきますから。
すると、係官に大声で怒鳴られましたね。
それも命令形で。
その瞬間に、あーこの仕事は辞めようと思いました。
命令されたり、罵倒されたりするのが、一番苦手なんで。
上から目線、支配、とにかく怒鳴られるのが、
我慢ならない状態になるんですね。
それは、誰が相手でも同じなんです。
悪口も説教も、腑に落ちない話には、怒りさえわいてきます。
もちろん、それを抑え込む術はありますので、
その場は我慢して話を聞いています。
きっと怒りっぽくて、なんでも思ったことを口にする人間よりは、
冷静で物分かりがいい人間に見えてるかもしれませんが。

つくづく、社会では生きづらい人間だと思いますよ。
でも、それが間違えているとは思えません。
人は皆、本心を隠しているか、気がつかないでいきているか、
自分の潜在意識は無視しているかもしれませんから。

普段おとなしくしていても、ある日突然キレるあなた、
きっと自分を隠しているかもしれませんよ。