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荒脛巾神社 「多賀城市」
アラハバキは、主に東北地方から関東地方で信仰されてきた神である。

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宮城県にある多賀城跡の東北に荒脛巾神社がある。多賀城とは、奈良・平安期の朝廷が東北地方に住んでいた蝦夷を制圧するために築いた拠点である。谷川健一によれば、これは朝廷が外敵から多賀城を守るために荒脛巾神を祀ったとしている。朝廷にとっての外敵とは当然蝦夷である。つまりこれは荒脛巾神に「塞の神」としての性格があったためと谷川は述べている。

さらに谷川は、朝廷の伝統的な蝦夷統治の政策は「蝦夷をもって蝦夷を制す」であり、もともと蝦夷の神だったのを、多賀城を守るための塞の神として祀って逆に蝦夷を撃退しようとしたのだという。また、衛視の佩く脛巾からアラハバキの名をつけたともいっている。

塞の神さいのかみ→
村や部落の境にあって,他から侵入するものを防ぐ神

邪悪なものを防ぐとりでの役割を果すところからこの名がある。 境の神の一つで,
道祖神,道陸神 (どうろくじん) ,たむけの神,くなどの神などともいう。


-ウィキペディアより引用 -