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高齢の母のプチ介護はなかなかです。
病院は切っても切れないのです。
そんな日常にストレスを感じる人は日々の中で少しでも癒しが欲しいものです。

本日は、初めての眼科に白内障の診察・検査に参りました。
たくさんの患者さんにもろにエネルギー酔いをしてしまいました。
スムーズに患者をさばくために、合理的に検査をしようとする病院の姿勢は悪くはないのですが、
もっとゆったり診察できないものか?
どうして病院って診察が数分なんだろう?と思う。

そうね。診察とはカウンセリングではないという西洋医学のやり方なんでしょうね。
私もこれまでいろいろな病院で非人間的な医者と
戦ってきた歴史があるので、やっぱり西洋医学は好きになれない。

昨日の病院は対応は悪くないけど何か流れ作業が気になったりしてね。
白内障の手術したくない患者にしても、あまり心のケアはなされていなかった。
仕方ないのだろうね。
患者多すぎて。

不安に思う私たちをみて、すでに手術を終えた人や診察に来た人が割と声を掛けてくれたのが意外でした。あまり他の患者と話をする体験はないので戸惑いでもあり。
あれ?日本人ってまだ思いやり、気遣いが残っていたんですね。
少し驚き。
そうか、あなたたちも不安なんですね。
だから話しかけてくれるんだ。
あーここには人間のふれあいがあるのか。

そんな体験をしながら帰りは恐ろしいほど不便で大変な地下鉄の長い階段と通路を杖をつきながら降りていく親子を心配して声を掛けてくれたおじさんとか。
あー、心配してくれる他人様がおられるのか。

その昔、旅先ドイツでの階段を降りる時に声をかけてくれた紳士を思い出す。
殺伐とした日本のニュースばかりみて、この世は地獄に向かっているのか?と考えていた私にしては、
ひとかけらの思いやりにホッとした一日でした。


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気がついたのはそれほど私の心は荒んでいたことです。
長年、楽しいことが不足しすぎて病んでいたのかもしれない。
まあ、確かにそうです。
仕事がら人の相談には乗るけど、自分は癒していない。
自分を甘やかさないできたのかな?
生きることが負担なんだろうな。
わかっています。

生まれてから楽しいことなんて数えるしかない。
でも、たくさん遊んできたんですよ、私は。
今だって自由でありたいから仕事も趣味だと思うようにしています。
社会貢献できたらさらにいい趣味なんじゃないか?と。

世の中の人たちは、真面目に思いやりを忘れていないのね。
そう信じてみたいです。

日本に諦めしかなかったので。

他人を癒す前に自分を癒さねばならないのは必須。
そろそろわがまま高齢者に入りつつ、ゆったり人生を忘れずに。

結局諦めていない自分がいる。
終末を迎える人類ではなく、進化を選んでみる。