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私生活も全く知らないし、病院以外で見かけたことは一度もないです。
20年間内科でお世話になったお医者さんがいよいよ来月で最後の診察となりました。
思いの外、かなりダメージがあります。
別に医者はたくさんいますから。
内科もたくさんあります。
だけど、20年の歳月は重いです。

私にとって医者はカウンセラーでもあります。
たった5分にも満たない診療で、私生活でお茶をしたことも、
私の私生活を知る素振りも見せませんでした。

医者と患者という距離は地球と月ぐらいに離れているような気がします。
だけどいつもそこに存在します。
依存なのでしょうか。
人間みのある医者など尚更存在は大きいです。
できれば私が亡くなるまで医者でいてほしいのですが。
同じような世代なので、お体を悪くされたり、医者という激務から身を引かれる場合も
ありますね。
なんとも言えない寂しさで胸が一杯になります。
来月は、最後の診察なので初めての手紙を添えて何かお礼の品を
お渡ししようと考えています。
そして、先生は私の素性を知らないとおもうので、仕事のことも書いてみようと考えています。

こんなに離れている距離間であっても感謝の気持ちは、心の中に住み着いていたんですね。

先生は、私にカウンセリングの極意を教えてくれました。

優しさと前向きな心、一生懸命患者のことを考える。
そして確かな医学の知識。

良い医者に出会えるのも幸せの一つです。
感謝。

私の人生は、人間という孤独を知り、華やかな成功もなく、地味でパッとしないけど、
きっと愛・慈悲を学びに生まれて来たと思う。
人間は愛を知るだけで幸せなんです。



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